本校学生7名がGCONカンファレンスに参加しました。

9月14日（土）、本校学生2チーム7名が、お台場・テレコムセンターで開催されたGCONカンファレンス2024に参加しました。
高専GCONは、女子高専生を中心としたチームが、SDGsの視点で社会課題解決の技術開発を提案するコンテストです。
GCONカンファレンスは、昨年度GCONに参加した学生や今年度参加予定の学生同士、また企業やサポーターと交流し、自分たちの取り組んでいる内容を発表することで、アドバイスを受けて、活動やネットワークを充実させていく場を目的として、開催されました。

午前中は、グループで「技術で実現させたい未来社会」というテーマで自由に話し合う、「ワールドカフェ」というワークショップを行いました。
30分×3回で席を移動しながら、他の高専の学生や協賛社の社員の方、サポーターの方と意見を交わしました。
昼休みには他の高専の学生たちと連絡先を交換するなど、同じGCONを目指す高専生同士、打ち解けていました。

午後はポスターセッションを行いました。
参加者に対し、作成したポスターの前で自分たちのアイディアを発表し、「ここはどうなのか？」「これはこうしたらどうか？」など、貴重な意見やアドバイスをいただいていました。
10月上旬締切だったGCONエントリーを前に、ここまで自分たちだけで作り上げてきたアイディアを、よりよくブラッシュアップしていけそうだと、弾みがつきました。

その後、企業の方のポスターセッションもあり、学生たちはメモを片手に、仕事の様子や働き方について興味深いお話をたくさん伺うことができました。

さらに前日には、参加した学生のうち1チーム4名が「三菱電機エンジニアリング特別プログラム」にも参加しました。
これは、横浜にある三菱電機グループの研修施設において、高専卒の社員の方による仕事紹介や座談会をお聴きしたり、同社が手掛けている最新技術を体験させていただいたりできるプログラムです。

高専卒の社員の方のお話の中では、仕事の内容ややりがいの他、高専で学んだことがどのように仕事に活きているか、高専で経験しておいた方がよかったことなどを語っていただきました。
学生のうちではまだまだ見えていない将来のビジョンを思い描くヒントになりました。
最新技術の体験会では、デジタルツインVRで月面を歩き、月面着陸衛星「SLIM」を見たり、空中タッチディスプレイやAIによる鉄筋の検査端末を体験したりしました。
仕組みや原理についても詳しく聞き、自分たちの学びがどう活かされるのか、また社会にある困り事をどう技術で解決するのか考える貴重な機会になりました。